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【ネタバレあり】劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人を観たのでレビュー

劇場作品22作目となる劇場版名探偵コナン ゼロの執行人が4月13日に公開されました。

これまで21作品全てを観るくらいにはコナン映画が好きで、コナン映画の全作品レビューなども書いているくらいです。

コナン映画レビュー!劇場版名探偵コナンランキングBEST10&全作レビュー

私も公開されて一日後の4月14日に観に行きましたが…
目結論から書いてしまうと、ゼロの執行人は歴代のコナン映画の中と見比べてもかなり面白いと言える作品でした。これは是非観るべき作品です!

ゼロの執行人は安室透に重点を置いた映画

ゼロの執行人は本編でも謎が多い登場人物である安室透に重点を置いた作品です。

普段は私立探偵として、
またあるときは公安警察の降谷零として、
またあるときは黒ずくめの組織のバーボンとして…。

三つの顔を持つ、名探偵コナンの登場人物で最も謎が多い登場人物の安室透。その謎多き安室に迫っていきます。

注目すべきは安室透の言う「正義」とは何なのかというところ。本編でも己の正義のために人を騙したり傷つけたりと、安室透の正義はコナンの考えるものとは異なります。敵か味方か謎めいた安室透が貫く「正義」とは何なのか、それがゼロの執行人で明らかになります。コナンの「安室さんって…」という質問に対する回答はカッコよすぎてなんかもう臭いくらいでしたけどね!笑

ゼロの執行人は安室透の立ち位置が明確になった作品です。

脚本はドラマ『相棒』の櫻井武晴さん


ゼロの執行人の脚本を手掛けたのは櫻井武晴さん。刑事ドラマ「相棒」で有名な脚本家です。

実は今回あまり前情報を入れずに観に行ったので脚本家が誰なのか把握していなかったのですが、作中でのコナンと安室の掛け合いを見てから後で脚本家を確認して「なるほど!!」と感じました。

櫻井さんは今回始めてコナン映画の脚本を手掛けたわけではなく、過去にも三作品で脚本を手がけていました。

  • 『絶海の探偵(プライベート・アイ)』
  • 『業火の向日葵』
  • 『純黒の悪夢(ナイトメア)』

櫻井さんは上記三作品のコナン映画で脚本を手がけてきましたが、しかしながら過去の三作品では正直なところ、期待を上回るような出来ではなかったと感じました。『絶海の探偵(プライベート・アイ)』は見どころが少なく、『業火の向日葵』は尺が全然足りておらず…。『純黒の悪夢(ナイトメア)』についてはアクションシーンに力が入っており面白かったのですが、ストーリーを見るとどうしても「もう少し何とか…」と思ってしまいます。

しかし今回のゼロの執行人は、いい感じに人間関係が複雑なので視聴者が犯人探しすることを楽しませてくれて中盤から終盤にかけては怒涛のアクションで盛り上げてくれてます。もう本当にコナンと安室の「相棒」って感じの作品でしたね!

またストーリーの長さもちょうどいいくらいでしたので、過去三作品に感じていた物足りなさ等が無く全体的に面白い作品でした!

内容が子どもには難しいが、大人には楽しめる作品

序盤は登場人物の感情が錯綜

今までで子どもには最も難しいコナン映画だったのではないかと思います。

コナンや蘭、安室といった主要登場人物以外にも多くのキャラクターの感情が錯綜し、犯人や動機をひたすら考えさせてくれます。人間関係も少し複雑で、登場人物同士の繋がりを理解するのが結構大変です。そこから謎解きをしていくわけですが、それ故に子供には少し難しいかと思います。ポイントとしましては、公安には公安警察と公安検察がいるというところを押さえておくとかなり分かりやすくなるかと思います!

大人のコナン映画

内容は難しめですが、それ故に大人にとってはかなり見応えのある内容になっています。

登場人物同士の人間関係が少しずつ明らかになっていく感じはそのまま刑事ドラマのよう。最終的に犯人を二人までには絞ることができるのですが、動機等を考えながら犯人探しができるので非常に楽しめます。私も「こいつが犯人だ!」と思った人が犯人ではなかったので裏をかかれた気分になりました。個人的に面白いと感じたのが犯人を追い詰めた後の後味の悪さで、「そりゃそう思いますわ…」とこれまた子供には難しいビターな結末が待っています。

中盤から終盤にかけて派手なアクションが増えてくる

ゼロの執行人は全体的に大人向けのコナン映画となっていますが、中盤から終盤にかけては派手なアクションの連続。カーアクションは作画にも力が入っているのが感じられ、子供も楽しめて大人も手に汗握ります

最後にビルから車で飛んでいって毎度お馴染みコナンがボールを蹴り上げた後、安室がコナンをキャッチして向かいのビルのガラスをぶち破るシーンは、正直「やりすぎだろ!」と思いますが熱かったですね! そして男は惚れそうなくらいに安室がカッコよく描かれています。

総評:ゼロの執行者、面白かったです!

話の難しさは過去最高レベルだが確かな面白さ

話の難しさはコナン映画史上最高レベルだと思います。子供には難解すぎてポカーンとなってしまいますし、登場人物の人間関係や公安という組織がどういったものなのかを理解していかないと置いてきぼりになってしまいそうです。

しかしこの複雑さが面白く、観ていて思考させてくれるので全然退屈しません。ゼロの執行人はミステリーをしっかりと楽しめる作品でした。

カーアクションで手に汗握る!

コナンでアクションというと爆発シーンのイメージが強いのですが、ゼロの執行人は中盤から終盤にかけてのカーアクションが熱い!

180km/hで爆走したり、線路を走って進行方向から走ってくる電車を避けたり…。とにかくカーアクションに力が入っていて序盤の話が難しくても最後には楽しかったと言える出来だと思います。

かなり力が入っていると感じましたので是非劇場で観ていただきたいですね!

安室透という男の真実は?

2014年公開の『異次元の狙撃手(スナイパー)』では原作漫画よりも一足先に沖矢昴=赤井秀一ということが確定し、名探偵コナンの物語の中で重要な人物の秘密が明らかにされた映画でもありました。

今作『ゼロの執行人』では安室透の言う「正義」が何なのかが明らかになった作品です。観た感想としては正直なところひねりは感じられず、ど真ん中直球といったところでしたが、それ故に安室透という男が本当にカッコよく見えます

内容もアクションも非常に面白かったのですが、安室透という男を知ることが出来たのが何よりも楽しかったですね!

主題歌も素晴らしい!

今作の主題歌は福山雅治さんの『 零 -ZERO-』。

『 零 -ZERO-』は福山さんがゼロの執行人の脚本を読んで、作品の世界観が反映された楽曲となっています。というわけで作品にピッタリな、まさに己の正義のために善にでも悪にでもなる安室透という人物を描いたような楽曲でした。

2019年は怪盗キッドが登場!

来年2019年のコナン映画は怪盗キッドが登場!

怪盗キッドが登場する映画というと『世紀末の魔術師』以外パッとしないイメージが強いのですが…。次回作はきっと名作となってくれるはず!

来年のコナン映画も楽しみにしていますよー!