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Chromebookを使ってみて約一年
2016年のGWに初めてChromebookを購入しました。Chromebookデビューを果たしてからそろそろ一年が経とうとしています。
Chromebook使って三ヶ月目の時点で「想像以上に使えて感動した」という内容の記事を書きました。

それから九ヶ月程が経過しましたが、その期間の中で改めて感じたことがありました。
今回はChromebookを一年間使ってみた感想を綴っていきます。
セットアップが簡単
Googleのアカウントさえあればセットアップが簡単にセットアップが完了します。初期設定で入力する項目が少ないですし、時間もかからないので、箱から出したらすぐに使えます。
また、初期化してからの再セットアップも非常に簡単です。アプリケーションについては、ブラウザ上で動くChromeアプリについては同期できるので再セットアップ時でも自動でインストールしてくれます。androidアプリについては手動でダウンロードしなければなりませんが、下の方にも書いたのですが今のところandroidアプリを必要とする機会が少ないため手動でも面倒ではありません。
再セットアップするのも簡単なので気軽に初期化…といったら変な表現ですが、「なんだか重くなってきたかな?」と感じたらあまり悩まなくても再セットアップできるのもChromebookの魅力の一つと言えます。
ちなみに今は2台目のChromebookを使っているのですが、1台目から2台目への移行も非常に簡単でした。やることは1台目の初期化と2台目のセットアップくらいなので…!
アプリケーション
Chromeアプリで大抵なんとかなる
Googleアプリが想像以上に充実しており、Chromeブラウザ上で動く画像編集ソフトや動画編集ソフトまであります。クリエイターレベルで使用するには難しいでしょうが、あくまでノンプロが使う分であれば大抵のことはChromeアプリでできてしまいます。
Officeについて
OfficeについてもChromeアプリで何とかなります。といっても「Wordで縦書き使いたい」とかExcelで「マクロを組みたい」ということが無ければですが…。
Googleが提供しているドキュメント、スプレッドシート、スライドといったブラウザ上で動くOfficeアプリが実用性・互換性とも充分といえるレベルとなっています。学生やサラリーマンが資料を作成する程度のことなら全く問題ありません。
他にもMicrosoftのOfficeオンラインもChromeアプリから使えます。Chromebookは拡張機能でOneDriveと同期できるので、WordやExcelのファイルをOneDriveに保存して同期している人にとってはこちらの方が使い易いかもしれません。
androidアプリも使える
2016年夏ごろから一部のモデルでAndroidアプリが使えるようになりました。そして2017年に入ってからは続々とAndroidアプリ対応のモデルが発売されています。
Androidアプリが使えるようになって多少便利になったとは感じますが、それでも今のところはChromeアプリで充分かなといった具合です。というのもAndroidアプリはあくまでタブレットやスマホに最適化されたアプリがほとんどなので、ノートPCで使うには使い勝手が悪いアプリが多いのです。
Googleとしては全てのChromebookでAndroidアプリが使えるように進めているので今後変わっていく可能性は大いにありますが、現状としてはまだChromeアプリで何とかなりますね。
ストレージ
Chromebookの容量はどのモデルも基本的には小さく、32GB以下のものが多いです。なんだかすぐに容量がいっぱいになってしまいそうですが、基本的にファイルやデータをクラウド上(Googleドライブ)に保存してローカルには保存しないので、心配していたように容量がキツキツになりません。
またmicroSDカードスロットがあるので、サイズが大きいファイルをダウンロードするときはmicroSDカードに保存するようにしています。
動作の軽さ
Chrome OSが軽量なOSのため、動作が非常に軽快です。ARM系CPUでも動きが速いのでストレスがほとんどありません。
そしてスペックの割に起動がめちゃくちゃ速いので、電源を入れたらすぐに使うことができます。
コストパフォーマンス
高速で動いてくれるのですが、金額的には非常にお値打ち。Amazonで見ていても多くのモデルが2万円台から3万円台で購入できます。
最近ではネットや文書作成くらいなら可能なWindows10搭載のノートPCが3万円台から購入できますが、ただこの価格帯のWindows PCを買うくらいならChromebookを購入することをオススメします。動作の軽快さが全然違いますので。
低価格帯のPCでありながら非常に動きが速く、ChromeアプリにAndroidアプリとアプリケーションもなかなか充実していることを考えるとChromebookのコストパフォーマンスは非常に高いと感じます。
ミドルレンジChromebookが増えてきた
ロースペックでも軽快に動くというのも魅力の一つだったChromebookですが、最近ミドルレンジモデルのChromebookが増えてきました。
例えばChromebook Flip C302CAはCPUにIntelのCore mシリーズを搭載しています。Chromebook速報さんでレビューが書かれていますが、動作がめちゃくちゃ軽快なようです。
また私もSamsung Chromebook Plusのレビューを書いたのですが、これまで使っていたASUSのFlip C100PAよりもはるかに軽快な動きをしています。

このようにChromebookが更にいいものになっていくのはファンにとって非常に喜ばしいことですが、ただスペックが上がれば当然金額も上がっていきます。安くても軽快なのがChromebookの魅力でもあるわけですから、あまりこれ以上は金額を上げてほしくないなあと思うところもあります。
Chromebookを学生やサラリーマンにオススメしたい
技術者がChromebookを使って仕事をするのは難しいことかもしれませんが、ネットや文書作成といった一般人がやっているようなことはChromebookで充分できます。
そういうわけで日本でも学生やサラリーマンを中心にChromebookがもっと普及してくれれば…と思うのです。
特に学生は生協でやたら高いPCを進められますが、文書作成やネットといった用途を考えればChromebookで充分です。文書作成はGoogleのOfficeでほぼ対応可能ですし、不要なソフトなど入っていません。Evernoteやkeepといったメモアプリも当然使えます。もちろん情報系や技術系ではハイスペックなPCでなければいけない学部学科もあるとは思いますが、それ以外の…特に文系学部はChromebookで何ら問題ありません。
技術職でないサラリーマンも持ち歩きのChromebookで充分ではないでしょうか。私も一応Windowsマシンはもっていますが、どうしてもWindowsじゃないとできないことをするためだけにあるので、普段はほとんどChromebookばかり使っています。ネットもブログも動画視聴も文書作成もChromebookで充分だと感じています。
最後に
Chromebookを使い始めて早一年ですが、「一年前にChromebookを購入してみてよかったなあ」とつくづく感じております。
決してChromebookが最高・最強のPCだと考えているわけではありませんが、無駄がなく「これが使えれば充分!」というものが備わっています。モバイルPCとして不要なものがなく必要なものはちゃんと使える…これが私が思うChromebook最大の魅力なのです。
ただ現在日本国内で購入できるChromebookは少ないのは非常に残念に感じております。そんなわけで、 日本でもChromebookがもっと流行ってくれればいいのにと思いながらこの記事を書いてみました。どうかChromebookが日本でも流行って国内で販売される機種が増えますように!