ゆとりごと

ゆとりの団子が綴るグルメと旅行と趣味のブログ

暗黒の中日ドラゴンズからファンが離れていく

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暗黒の中日ドラゴンズと、ナゴヤドームから去っていくファン

8月10日(水)、ナゴヤドームに中日vsヤクルト戦を観に行ってきた。

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ちなみにヤクルトを応援するためである。

 川端山田を欠いた戦力で無事逃げ切り。やったぜ。

 

ところでこの日のナゴヤドームの状況だが、閑古鳥が鳴いていた。 

公式発表によるとこの日の来場者数は25989人となっているが、年間シートの分も含んでいるので実際にはもっと少ない数字になるだろう。ナゴヤドームのキャパシティが38414人なのを考えると、せいぜい20000人前後ではないだろうか。埋まっているのはホーム応援席とビジター応援席くらいで、レフドラ*1も少ない。この日はヤクルト戦で最もビジター来場者が見込めない対戦相手だが、しかし祝日前日のナイターゲームでこの人数はまずい。翌日にユニホーム配布イベントが開催されることを考えても空席が多すぎる。

中日ドラゴンズは落合博満監督の時代から「人気低迷」と言われてきた。私も大学時代、シーズン中は月1〜2回くらいのペースで野球を観に行っていたがビジター球団のファンが多めに集まるサード側応援席は空席が目立っていた。それでもそれ以外の席は結構埋まっていた。ここまでひどい状況になったのは去年辺りからだと思う。

 

どうしてこんなことになっているのか。最近の騒動と絡めながら考えていこう。

観客動員数について 

 まずはセ・リーグ球団のホームゲームでの平均観客動員数を見ていこう。

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データ参考元:観客動員数 プロ野球Freak

野球の人気が低迷していると言われるようになって久しいが、そんな中でも各球団なんとか観客を呼びこもとう努力している。グラフを見てそれが顕著なのが広島とDeNAだろう。特にDeNAはBクラスに居続けながら観客動員数を回復させている。

 反対に何もしていないとはっきり分かるのが中日だ。グラフが上げも下げもしないのを見ると全くテコ入れしていないのがはっきりと分かってしまう。

 

パ・リーグはこんな感じだ。

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データ参考元:観客動員数 プロ野球Freak 

ソフトバンクと日本ハムは平均して高い数字を維持している。特にソフトバンクはホームゲームで頻繁にイベントを開催して、しかも強いからやはり観客も多いという印象。

平均的な数字はセ・リーグ球団と比べると低いが、楽天・ロッテ・オリックスと2014年から観客動員数を伸ばしている。楽天については観客席を増やしたり宮城球場(コボスタ宮城)に隣接したテーマパークを建設したりと客を呼ぶために投資している。下げ続けていた西武も今年になって回復している。

 

両リーグの平均観客動員数を見ても数字を上げられずダラダラと下げているのは中日だけだ。なぜこんなことになっているのかと言えば中日が新しいファンを獲得するための努力を怠っているからだろう。ナゴヤドームに行ってみると分かるのだが、他の球場と比べて明らかにつまらないのだ。明らかに金がかかっていない。

ナゴヤドームでの試合がつまらない

 セ・リーグ球団で観客動員数をぐんぐんと上げているのが横浜だ。横浜の親会社がTBSからDeNAに変わってから横浜スタジアムの観客動員数は急激に回復している。DeNAになってから積極的に補強を行うようになったし、また球場全体が非常に明るい雰囲気になった。回が終了するごとに行われる演出が面白くて、球場に来た人みんなが楽しめる。DeNAの凄いところは、野球場を楽しいところにしたことだ。横浜スタジアムはただ野球が好きな人が集まるだけじゃなく、エンターテイメント性あふれる空間になった。DeNAが球団と横浜スタジアムを一体運営制に移行してからは更に加速しているように見え、今後もファンが増えていきそうだ。

 

では中日ドラゴンズとナゴヤドームはどうかというと、ファンを喜ばせようという全く努力が見えない。

毎年ナゴヤドームに野球を観に行くが、こういった演出が全然変わらない。変わっているのは試合前のムービーくらいのものだろう。いつまで経ってもドアラのバク転に頼りなのだが、残念なことに見飽きてしまった。イベントでレプリカユニフォームを配ったり来場者特典があるような試合は観客が増えるが、試合以外のところで面白さに欠けているので新規の固定客獲得に繋がらない。それでいて弱いのだから、「野球好きというか中日が好き」というライト層からも離れられる。結局残るのは根っからの野球好きだけだ。

 

中日ドラゴンズが新規のファンを取り込むためには野球に興味が無い人にナゴヤドームに来させるのが一番いいのだが、ナゴヤドームの周囲にはイオンモールと名城大学くらいしかない。すぐ隣に人を呼び込める施設…例えば東京ドームにおける東京ドームシティアトラクションズや宮城球場におけるスマイルグリコパークのような遊べる施設があればいいのだが、ドケチな中日球団はそういうところに投資をする気が一切ないので結局何もできない。無駄に広い駐車場を使ってドームの外部に何か面白い施設を使ってドーム近くまで客を呼べればチャンスが広がるのだが、中日球団は投資する気がないのでいつまで経ってもドームの内も外もつまらない。

集客を増やしたいなら他球団のように球場とその周辺に投資して、球場を面白い場所にしなければならない。もはや野球の試合だけで新しいファンを生み出せる時代ではないのだ。フロントは「ナゴヤドームに行くきっかけ」を作るべきなのだが、そのことを全然理解していない。中日球団はナゴヤドームに投資して、中日が負けても「ナゴヤドームは面白かった」と思わせるような球場を作り上げていくべきだ。

落合博満氏が悪いのか

中日ドラゴンズの人気低迷という話題で必ずと言っていいほど名前が上がってくるのが、元監督・現GMの落合博満氏だ。

落合博満氏が監督時代の中日ドラゴンズはとにかく強かった。氏が指揮を取った8年間は常にAクラス入り、リーグ優勝は4回と文句のつけられない戦績だった。一方で「若手が育たない」とか「ファンサービスが悪い」という声が多く、それが理由でファンが離れていったのではないかとよく言われる。氏はこれに対して「チームが勝つことが最大のファンサービスだ」と答えている。

「若手が育たない」という批判はその通りだが、私はこれについては仕方のないことだったと思っている。毎年のように優勝争いに絡んでくると一軍の試合で若手を試す余裕などないのだ。たまに代打や守備要員として出してあげることくらいしかできない。元から育成と割り切ってシーズンを戦っていくのであればガンガン若手を使っていくべきなのだが、監督は何よりも第一にチームが勝つために雇われている。優勝を狙いながら若手も育成していくとなると非常に難しい。普通に試合をしたら勝てるのに若手を起用して負けた試合があったから優勝を逃した…なんてことになったらそれはそれで批判が起き、監督だけでなくコーチの立場も危うくなる。強くて常に優勝候補だったが故に若手を育てることも難しかったのだ。

また「ファンサービスが悪い」というのは、私は落合氏の主張を支持している。ファンとしては負けるよりも勝ったほうが絶対に面白い。彼らはプロ野球選手なのだから、何よりも野球に集中して勝つべきだ。それでもなおファンサービスが悪いと言われるのであれば、それは球団運営会社が何か企画するべきではないだろうか。これについては次の章以降で書くのだが、何でもかんでも選手任せでやれるわけがない。

以上が私の落合監督に対しての考えだ。「若手が育たない」という批判については全くそのとおりだと思うが、勝ってファンを喜ばせるために最善は尽くしていたと思う。

 

但しGMとしての落合氏は、そもそもその役職に適していないように思える。ここ最近までフロントの傀儡なのかと思っていたが、次期監督の人事権を持っていることを考えるとそういうわけではないようだ。

ドラフトで即戦力として獲得した新人の社会人・大学生上がりの選手に対して一年目からの減俸は、これからの中日を担っていくであろう選手のやる気を削ぐ仕打ちだった。FA選手も結局獲得できず。そして谷繁監督休養問題についてはGMでありながらノーコメント。それが選手やファンの不安を煽っている。こういった話はGMだけでなくフロント全体の話になってくるのでこれ以上は次の章で触れているのだが、このままだと更に弱体化していくだろう。

【追記】

2016年のシーズン終了後に落合GMが退任。GMでの功績はほぼないと言って良いだろう。ドラフトやトレードでの失敗が続き、結局チームが弱体化していった。もちろんこの失敗は落合氏だけが原因というわけでもないのだが、GMが中心となって補強を進めていたはずなので落合氏の責任は非常に大きい。

腐ったフロント

8月10日の中日スポーツにひどい内容の記事が掲載されていた。

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中日スポーツ記者による、谷繁監督休養騒動に対してのオーナーへのインタビューだ。この記事を要約するとこんな感じだ。

  1. このまま谷繁に監督をさせ続けたらどこまで落ちていくか分からないから見切りをつけた
  2. 7月23日に平田がファンのヤジに応戦してから観客が1000人以上も減った
  3. 落合GMから意見を聞いてこのような決断を下した
  4. 編成は悪くないと断言

谷繁に監督をさせていたらどこまで落ちていくか分からないと言うが、あの戦力でどうやって上位に食い込めというのか。失礼を承知の上で書くが、大島以外の打者は正直全く怖くないし、投手もこのペースだと誰も10勝できない。フロントの意向で2年連続で即戦力ばかり獲得したはずのドラフトでも結局誰もレギュラーに定着できず。楽天の嶋や西武の炭谷、オリックスの金子等のFA選手も誰一人獲得できなかった。結局戦力補強と言えるような動きはいつものドミニカ人選手獲得だけだった。

 低迷の原因を最も負うべきは現場の指揮官なのは確かだが、谷繁監督だけに責があるかと言えば、それも違う。谷繁監督と同時に誕生した落合博満ゼネラルマネジャー(GM)を筆頭とした編成サイドの責任も重い。

 谷繁監督の就任以来、現場が本当に必要としていた補強がなされていたかには疑問がある。谷繁監督と落合GMらフロントとの間に、溝があったのは事実だろう。

 関係者によると、昨季オフ、監督がまだ戦力として期待していたベテラン選手に対し、落合GMは監督に相談することなく、引退を勧告した。ドラフト会議でも、谷繁監督が名前すら聞かされていなかった選手が指名され、後からインターネットの動画サイトでプレーを確認するケースすらあったという。

引用元:<プロ野球>編成サイドの責任も重く 中日・谷繁監督休養 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

動画サイトというのがこのチームのギスギス感を物語っている。普通ならスカウトが動画を撮影しているものなのだが、それを監督が見ることができないような状況だったのだ。

 

平田のヤジ応戦についてだが、中日の4番ビシエドに対してファンが侮辱的なヤジを飛ばしたため平田がビシエドを庇ってファンに言い返したことが騒動となっていた。

これが分岐に観客が減ったかどうかだが、全く関係なかったとは言い切れない。しかしここでフロントが選手を庇ってあげられないのだから呆れてしまう。平田は怪我に泣くシーズンも多かったが優勝に貢献してきた。その功労者に対してこの仕打ちだ。選手もこんなチームに愛着を持つだろうか。平田は8月12日でFA権を取得したが、他のチームに行くだろうと見ている。これによって平田個人のファンも白けてしまうだろう。更なる観客減に繋がりかねない。

【追記】

大島も平田も中日に残留。選手も中日球団に対して不満が大きいと思っていただけにこの結果には正直驚いた。残留する以上は中日ファンや自身のために頑張ってほしい。

 

日刊スポーツではこんなことを書かれている。

 FA補強を狙っていたある選手に「あんな球団には行きたくない」と言われ、アマ選手の間で「中日以外の11球団希望」とやゆされる。トレードも成立しない。頼るべきはドラフトだったが、即戦力ばかりこの2年間で15人獲得し、誰も1軍定着していない。ゆがんだ現状を招いたのは、少なくとも監督ではない。  

 引用元:谷繁休養の舞台裏…冷え切ったベンチ/記者の目 - 野球 : 日刊スポーツ

東スポでも以前同じような記事が書かれていたが、日刊スポーツにまでこんなことを書かれるほどの状況なのだ。フロントが観客を集める努力もしないし選手を庇ってくれもしない。おまけに経費削減で年俸は下げられる。先に書いたように即戦力で取った選手も結局即戦力になっていない。本人たちの努力不足もあるだろうが、こんなことではやる気も削がれてしまう。そりゃあこんな球団になんか誰も行きたくないだろう。経費削減は次の大型補強に備えたやり方なのかもしれないが、今の中日を見ていると交渉のテーブルにたどり着けるかどうかといった具合で、全く期待が持てない。選手だって評判のいいところで頑張りたいだろう。こんな状況を作ったのはGMとフロントの責任でもある。

 

 谷繁監督の休養にしても平田のヤジ応戦にしても、谷繁と平田に全くの非がないとは思わない。しかし全て現場の責任だと言う中日球団の現フロント陣は腐りきっている。こんなことをしてファンが喜び球場に戻ってくると思っているなら大間違いだ。呆れて応援する気もなくなる人のほうが多いだろう。フロントは現場で頑張る指導者や選手を舐めきっていると同時にファンをも馬鹿にしている。そうとしか思えない。

身売りしてほしい

今の中日ドラゴンズはTBS時代の横浜ベイスターズ並あるいはそれ以上の暗黒臭が漂っている。このまま中日新聞に球団を持たせていたら選手もファンも可哀想だ。

ファンサービス云々と書いたが、身売りこそが最大のファンサービスではなかろうか。こんな見ていてイライラするフロントなんて無くなってしまえばいい…いや、なくなるべきだ。

DeNAや楽天、ソフトバンクと比べるとまだまだ小さい企業だが、いつの日かクソったれ中日新聞から球団を買い取ってほしい。

次期監督について

8月23日のスポーツ報知にて。

 次期監督にふさわしい資質について、白井オーナーは「自分の閥を増やすことじゃなく、野球のことを一生懸命考える人なら言うことないね。公平中立じゃなくちゃいけない。閥をつくって自分の勢力だけを増やそうというのは、お客さんの要望に応えていない」と持論を述べた。
〜中略〜
 後任監督は、小笠原道大2軍監督(42)の昇格を軸に進められる。 

引用元:【中日】白井オーナー、次期監督の条件は「脱派閥」 : スポーツ報知

白井オーナーが次期監督について「公平中立な人物が良い」と主張しているのだが、公平中立とは到底思えない今の中日フロントの状況を考えて頂きたい。まずはあなた方が公平中立になっては如何かと。このままでは第二、第三の谷繁が誕生してしまう気がしてならない。

来季の監督は今のところ小笠原二軍監督が最有力候補だが、本当に中立公平な立場の人にさせるのがベストだと考えているならば、外部から招聘するべきだろう。もしくはOBでも今のフロントと関わりがほとんどないような人でも良い。

そこで考えたのだが、与田氏とか仁村氏はどうだろう。一応球団OBだが二人とも移籍して別の球団で引退。指導者としての経験もある。特徴的なのは、二人とも星野仙一氏のもとで経験を積んできたということだ。かつて腐りきった阪神タイガースの空気を変えたのは星野氏だった。暗黒の中日ドラゴンズを変えるのも星野チルドレンなのではないか…という期待をある。特に仁村氏は星野氏も一目置くほどに血の気が多く、熱い一面がある。

現場だけでなくフロントが公平中立になるのが最も肝心なことだが、それは叶いそうに無い。だから今の中日カラーに染まっておらず、またいい意味で空気を壊してくれる人が監督になってくれればと思う。

【追記】

結局2017年の監督は森繁和氏が就くことになった。 これでは”悪い中日カラー”からの脱却はできないだろう。

最後に

私は中日ファンではないのだが、一プロ野球ファンとして今の中日ドラゴンズのフロントは許せない。野球に限らずスポーツは観る人に夢や活力を分け与えてくれるものだが、今の中日からはそういったものが微塵も感じられない。腐りきっている。

金もかけない。努力をしているかどうかも怪しい。それでいて観客は来てほしい。客を馬鹿にしているのだろう。

選手のやる気を削ぐようなことばかりする。他球団やアマチュアからの評判が悪く避けられていて戦力が確保できない。それでいて勝てと言う。現場を舐めているとしか思えない。

こんなことが続くならさっさと手放したほうが選手にもファンにもありがたい。球団は運営会社のおもちゃではないのだから。このままでは中日ドラゴンズからファンが離れていくだけだ。

*1:レフトスタンド側の観戦席に座る中日ファン。