ゆとりごと

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劇場版名探偵コナンランキングBEST10&全作レビュー

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※から紅の恋歌を観てきたのでレビューを書きました。

【ネタバレあり】劇場版 名探偵コナンから紅の恋文(ラブレター)感想

 

主観たっぷり!そしてレビューはネタバレ注意!

ランキング→レビューという順になっています。

コナン映画はこれまで全作見てきました。たまにhuluやGyaOで何作品か公開していることがあるから、その度に見てしまうくらいには名探偵コナンの映画が好きなのです。

 

好きなので、これまで公開されてきた劇場版名探偵コナンを面白かった順にランキング&全作レビューを書いてみました。「時計じかけの摩天楼」から「から紅の恋歌」までの全作品ね!

レビューにはネタバレが多いので、既にコナン映画を全部見たことある人やネタバレが平気な人向けの内容になっています。ネタバレが嫌な人は注意してください!

劇場版名探偵コナン ランキングBEST10

先に面白さのランキングから。 

  • 10位:漆黒の追跡者
  • 9位:迷宮の十字路
  • 8位:天国へのカウントダウン
  • 7位:から紅の恋歌 <New!>
  • 6位:世紀末の魔術師
  • 5位:時計じかけの摩天楼
  • 4位:14番目の標的
  • 3位:ベイカー街の亡霊
  • 2位:異次元の狙撃手
  • 1位:瞳の中の暗殺者

何がどう面白いとかはレビューの方に記述。特に上位3位は本当にオススメです。見たことがない人は是非見てほしい作品。『漆黒の追跡者』はレビューでボロクソ書いているのですが、なんだかんだで好きな作品です! 

ちなみにWORST3は、

  • 紺碧の棺
  • 沈黙の15分
  • 11人目のストライカー

これは納得してくれる人も多いかと思います…笑

 

以下ネタバレを含む全作レビューになります。

1:時計じかけの摩天楼

アクション重視なコナン映画はここから始まった!

記念すべきコナン映画一作目。名探偵コナンといえばミステリーですが、映画だからかミステリーよりもハラハラさせるようなアクションやサスペンスに重点を置いているように感じられます。

ストーリーを簡単に説明するなら「犯人が仕掛けた爆弾を解除する」といった内容なのですが、シンプル故の面白さがありますし、テンポも非常によく最初から最後まで楽しめます。そして原作やテレビ放映とは違い、犯人特定後にも最後の山場・見せ場があってハラハラドキドキさせてくれます。

コナンの活躍、爆弾解除、蘭との恋愛等、見どころが多く面白さが詰まっている作品です。

ちなみに白鳥警部が初めて登場するのは時計じかけの摩天楼からです。それまでは白鳥警部は原作にも存在しないキャラクターでした。 

2:14番目の標的(ターゲット)

声優で犯人が予想できてしまうが、名作!

内容がうまくまとまっていて退屈を感じさせません。

トランプの数字に準えて連続して事件が起きていきます。内容自体は

登場人物の一人に明らかに怪しいフリーザ様がいるのですが、一応真犯人が発覚するまでは他に容疑者(村上丈という人物)がいて、「もしかしてフリーザじゃなくて村上が…?」というちょっとしたハラハラ感を楽しめます。まあ犯人はフリーザ様なんですけどね! 

ところでこの村上丈という人物、警察官だったときの小五郎の手によって捕まり刑務所に入れられていたという経歴があります。その逮捕の際に、なんやかんやあって人質にされてしまった英理の足を小五郎は銃で撃ってしまった…という話が明かされます。トランプの数字に準えた事件と一緒にその理由にも迫っていくのですが、ラストシーンでその理由を知ったコナンが凄くかっこいいんです!

3:世紀末の魔術師

コナン映画で最もロマンあふれる作品!

怪盗キッドが映画初登場。

ロマノフ王朝の秘宝をめぐる物語なのだが、秘宝のからくりと込められた意味はロマンチックとしか言いようがありません。序盤でいきなりキッドが狙撃されるというショッキングな幕開けですが、言うまでもなく生きています。ちなみにキッドとの戦いは序盤のみで、あとは変装した姿で現れます。誰に変装したのかを考えながら見ると面白いかもしれません。

燃える城の中でコナンが犯人を揺さぶったり対峙するシーンはなんだか妙にかっこいいんですよね。世紀末の魔術師で最も好きなシーンです。

ちなみにキッド以外にも、服部平治と灰原哀がこの作品で劇場版初登場を果たしています。 

4:瞳の中の暗殺者

シリーズ最高傑作!最初から最後まで面白い!

本当によくできている作品です。内容が面白く、キャラクターも魅力的に描かれています。

佐藤刑事が銃で撃たれたり、蘭が記憶喪失になったりと波乱の序盤。その蘭が犯人を目撃していた可能性があり、記憶が戻る前に口封じされるかもしれない…。小五郎と英理、園子、そしてコナン…犯人から狙われる蘭を支えていく中で、それぞれのキャラクターの個性が魅力的に描かれています。特にコナンの蘭への気持ちが良く分かります。

なんやかんやあって蘭がトロピカルランドに行ったらなんか思い出せそうな雰囲気を醸し出すから連れていくのですが、ここからアクション要素が強くなります。ここでの素晴らしいシーン…噴水で犯人と対峙するシーンがあるのですが、これを描くためにこれまでの物語があったと言っても過言ではありません。そして最後にこれまでの伏線やらなんやらが一気に回収されていって蘭が記憶を取り戻していくのですが、このラストシーンは見てすごくすっきりします。なんていうか…「凄い」の一言!

瞳の中の暗殺者は全てにおいてクオリティが高い、まさに傑作と呼ぶにふさわしい作品です。個人的には、コナン映画の中で『瞳の中の暗殺者』が最もオススメです!

5:天国へのカウントダウン 

灰原哀に焦点を当てた良作映画

黒の組織が映画初登場。

といってもコナンと黒の組織が直接対決するわけでなく、黒の組織が裏切り者の処分とデータを消し去ろうとしたら近くにコナンが居たってくらいのもので、深く関わって程ではありません。そんでもってジンは哀風の髪型にした園子を宮野志保だと勘違いして狙撃してしまうという軽率さを披露してくれます。 

全体的にアクション要素が強めの仕上がりになっています。一応いたるところに犯行動機の伏線がちりばめられている…のですが、初見で犯人の動機を推理するのは困難なので、まず気づきません。二周目以降で富士山が出てくるシーンを注意して見てみると「あーなるほど」となります。

推理よりもツインタワー爆破後のサスペンスや、ビルをスケボーや車で飛び越えるアクションシーンが見どころ。火薬の量は劇場版名探偵コナンの中でトップクラスでしょう!笑

灰原哀がコナンたちを裏切っているのではないかと思わせるシーンがあるのですが、そのあと発覚する事実と哀の感情を知ると、コナン早く抱きしめてチューしてやれよと思ってしまうのです。蘭よりも哀派です。

最後にはちゃんと哀が救われるから嗚呼良かった良かった…。

6:ベイカー街の亡霊

まさかのSFコナン!

名探偵コナンではかなり異色の作品。SFで自由度が高い本作は、良い意味でコナンっぽくありません。

舞台はバーチャル…それも19世紀末のロンドンをベースとした世界。シャーロック・ホームズの世界で、コナンと少年探偵団が事件の真相に迫っていきます。

一方現実世界では工藤優作が謎を解いてきます。

バーチャルとリアルの2方向から事件を解決していくストーリーで斬新で非常に面白く、それでいてテンポも良いので視聴者を退屈にさせません。

「ゲームオーバーになったら脱落する」というゲーム要素をうまく絡めていて緊張感もあります。コナン関係なく一本の映画として見てもレベルの高い作品です。

ちなみに、コナン・ドイルの小説が分からない人でもコナンが豊富な知識で説明してくれます。それにしてもシャーロックホームズオタクのコナンが19世紀のロンドンで活躍するというのは、ファンにとっても非常に面白さがありますよね。

7:迷宮の十字路(クロスロード)

主役は服部平次!

平次と和葉に焦点を当てた映画。事件とは別に『平次の初恋の相手』を追いかけていきます。

京都を舞台とした作品で、ちゃんと舞台を活かした内容となっています。京都の観光名所や文化をめぐるのだが、それを事件に絡められていたのではないでしょうか。

アクションシーンもあり、特にバイクチェイスはCGが使われていてなかなかの迫力。

犯人との戦闘では銃撃や爆破ではなく剣や弓を使用し、舞台に合わせているのが個人的には好きですね。

面白い作品なのですが、しかしもう少し犯人の心理にふれてほしかったと思います。

ちなみに劇場版で新一と蘭が出会うのが『迷宮の十字路』が初めてで、それ以降も出会っていません。 

8:銀翼の奇術師(マジシャン)

キッドとの対決が繰り広げられる中盤までは良かった

怪盗キッドが映画で二度めの出演を果たした今作。

しかし、コナンとキッドの対決は『世紀末の魔術師』同様、中盤で終わってしまいます。その中盤までは面白いのです。 

が、中盤以降の飛行機に乗ってからはつまらなくなっていきます。

謎解き要素は飛行機に乗ってからになるのですが、わざわざ伏線も用意してくれているので犯人の特定は視聴者でも割と簡単にできます。また飛行機の乗客に怪盗キッドが紛れているのだが、それも飛行機に乗ったタイミングで「あ、こいつ怪しい」と感じてしまいます。簡単だからつまらないってわけではないのですが、飛行機内の事件がオマケ程度のボリュームで描かれていたのが残念。

その後の飛行機墜落の大ピンチってところをやりたくてオマケ程度に事件を起こしたのではないかと感じます。最後の飛行機墜落を阻止する場面は、パニック映画好きなら楽しめるかもしれません。

9:水平線上の陰謀(ストラテジー)

小五郎が活躍するという理由だけで見る価値がある作品

ストーリーやキャラが全体的に薄っぺらい感じは否めません。

事件はコナン映画の中ではかなり簡単なもので、視聴者でも簡単に「犯人が複数人いるんじゃないか」と分かる内容となっています。犯人が船に爆弾を仕掛けたのはハラハラさせるための都合としか思えません。そして蘭が自分の命を粗末にしているかのような行動には閉口してしまいます。 

ただ、小五郎が珍しく大活躍する映画となっていて、それだけでも見る価値は大きいです。いつもひどい扱いを受けている小五郎ですが、この作品ではなかなかかっこよく描かれています。小五郎の行動ひとつひとつを注意してみるとより楽しめるでしょう!

10:探偵たちの鎮魂歌 (レクイエム)

力が入っているのはなんとなく分かるが、微妙な作品

10周年記念と言うことで、当時のキャラがほぼオールキャスト出演!

ここらへんが力が入っているように思えますね。え、黒の組織?なにそれ?あと工藤家の両親も出てきません。「ほぼ」オールキャストだからセーフ! 

事件の依頼主から渡された腕時計型の爆弾をみんな揃ってつけてしまったためにしょっぱなから大ピンチで緊迫感がある…ように思えましたが、探偵たちは大学の学食で余裕そうにカレーを食べているので思った以上に緊迫感がありません。

そして怪盗キッドは強引に出演させられた感じが否めません。

「あとで説明があるのだろう」と思ったら結局謎のまま終わっていったシーンがいくつかあったのが残念。全体的に微妙としか言いようがない仕上がりになっています。

哀の「ずっとそばに居てね」が凄く可愛いくて、これだけでも見る価値があります。うひょー!

余談ですが、この作品からコナン映画でやたら「手の込んだ爆弾」が使われるようになりました。なんだか悪い流れを作ってしまったのでは…?

11:紺碧の棺桶(ジョリーロジャー)

シリーズ最大の駄作!

紺碧の棺はもう駄作としか言いようがありません。

盛り上がれるシーンが全然ないのです。強いて言えば最初の強盗犯とのカーチェイスはそれなりに迫力がある程度。強盗犯がルパンと不二子に変装しているのですが、しかしルパンの相棒は不二子じゃなくて次元だろとツッコミを入れざるを得ません。

そこが終わったら盛り上がることのない物語がエンディングまで続きます。

テーマとしては…蘭と園子の友情を描きたかったと思われますが、しかしそこですら内容が薄い。

ちなみにパッケージでコナンが腕時計型麻酔銃を構えていますが、紺碧の棺ではそもそも腕時計型麻酔銃を使われません。そして蘭がサーベルを持っていますが、作中でサーベルを使うのは園子で、蘭はいつもどおり素手で闘います。ポスターと全然違います。

余談ですが、「ルパン三世VS名探偵コナン」はここから既に話が進んでいたのかもしれません。

12:戦慄の楽譜 (フルスコア)

特に盛り上がる場面もなく、コナンが音楽知識に富んでいるくらいの印象しか残らない

音痴なコナンに絶対音感があるという設定…それってどうなんでしょうか。まあそれは良いとして、だいたいのことを絶対音感で解決していくのが面白くありません。もうちょっとひねりがあっても良いんじゃないでしょうか。

コンサート会場が爆破されているのに、外界から完全に遮音された空間なので爆破音が会場に聞こえず、そのため見ていても全く緊迫感がありません。

今作は既存キャラが空気となっていて、小五郎も少年探偵団も蘭も大して活躍しません。かと言って映画限定の主要キャラや犯人を深掘りするわけでもないのですが…。そんなものだから物足りなく感じてしまうのです。

駄作とまでは言わませんが、コナンが音楽の知識をひけらかしているくらいの印象しか残りません 

13:漆黒の追跡者(チェイサー)

無能のオンパレード!!!

まずは黒の組織の無能っぷりについて説明せねばなりません。

名探偵コナンの本編で、ピスコという組織に所属していた人物が同じ組織の人物に葬り去られました。組織の命でターゲットを暗殺する瞬間をカメラマンに撮られてしまう…という失態を犯したからです。しかしピスコは【灰原愛=シェリー(宮野志保)】だと気づいていた数少ない人物。爪は甘いが有能だったのです。黒の組織もせめてこういった情報を聞き出してから葬れば無能と呼ばれなかったものを、なにも情報を聞き出すことなくピスコを葬ってしまいました。

さて、漆黒の追跡者について触れていきましょう。

タイトルの「漆黒の追跡者」とは、アイリッシュという組織のメンバーのこと。黒の組織に関する情報が入ったSDカードの回収を目的に、松本管理官に変装し警察に潜入していました。とある事件の解決してそのSDカードを手に入れようとするのですが、子どものくせに何だかキレキレなコナンを見て不審に思うのです。そしてアイリッシュはコナンの手がかりを集めて、なんと【江戸川コナン=工藤新一】であることに気づいてしまいました。そのあともサクッと警察官7名を気絶させたり、蘭のコンボを耐えて勝利するなど、戦闘力の高さも見せつけます。このように頭脳も戦闘力も作中トップクラスの有能人物なのです。黒の組織にはもったいない…!

しかし監禁していた本物の松本管理官が少年探偵団によって見つかってしまいます。ピスコ同様にツメが甘い…。

そこから組織の情報が漏れるのではないかと危惧したジンがアイリッシュを葬ることに。なんやかんやあって東京タワーでコナンを追い詰めたアイリッシュだったが、しかし上記の理由から、東京都内上空に軍事ヘリでド派手に登場した黒の組織ご一行(ジン、ウォッカ、キャンティ、コルン)から銃弾を受けて倒れる。葬るにしても一旦一緒に戻って話を聞いてから、目立たないところでやればいいものを…。

しかしまあ東京タワーというわざわざ人の多い場所に戦闘機でド派手に現れて機銃を乱射するとか一体何を考えているのでしょう。コナンvs戦闘機に乗った黒の組織という構図で、黒の組織が一方的にドンパチするメチャクチャなアクションですが、しかしコナンの起死回生の一撃でなんと返り討ちに合ってヘリを撃墜されてしまいます(なお乗っていた4人は墜落前に脱出)。こいつらもいろいろと爪が甘い…。

東京タワーでドンパチやったり都内にヘリが墜落したにも関わらず、警察は黒の組織について何も分からかったというあたり、黒の組織だけでなく警察も無能だということが伺えまる作品となっています。まさに無能のオンパレードと言える作品です!

14:天空の難破船

コナン映画史上、最も穏やかな映画

珍しく誰も亡くならないコナン映画。 

コナンVSテロリストという構図だけ見れば飛行船が大爆発するくらいの想像をしてしまうのですが、実際はテロリストではなく盗賊なので全く持ってそんなシーンはありません。

ギャグやコメディが多めの作品になっています。前作の漆黒の追跡者でドンパチしすぎた反動からか、アクションシーンはほとんどありません。ミステリー(?)要素も歴代コナン映画の中でも最も簡単。そういった点から最も子ども向けのコナン映画と言えます。サトシくんを考えてもやはり子ども向けの内容でしょう。

かと言ってつまらないわけではありません。話が流れるように進んでいくので退屈はしません。主要キャラの見せ場もそれぞれあるので、盛り上がるところもあります。特に怪盗キッドが活躍するシーンが多いですね。コナン映画では最もキッドが活躍する映画。

「まじっく快斗」のテイストが強めとなっています。

15:沈黙の15分(クォーター)

助けてよしんいち…しんいちぃー…!!→ドゴォ

前作の穏やかさが一転、いきなりトンネル爆破とハラハラさせてくれます。

しかし残念なことにに紺碧の棺並みの駄作。ストーリーが非常につまらないのです。

コナンと哀がイチャイチャするという点は良いですね。二人でスノボーに乗って移動しているシーンは実に微笑ましい。

映画ではそこそこに活躍する少年探偵団ですが、今作ではトラブルメーカー的な要素が強め。記憶喪失の少年もわざわざ出す必要があったのでしょうか。このあたり、見ていて何だかモヤモヤしてくる作品。 

ダム爆破後にコナンが雪崩を起こして雪で水を止める…まあ映画なので無理があることには目を瞑って、その後のこのシーンはギャグとしか思えません。

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これは卑怯だろ!

16:11人目のストライカー

演技よりも難しい棒読み!

前作の『沈黙の15分』に引き続き、『11人目のストライカー』もまた駄作。

容疑者のアリバイがちゃんと描かれているので視聴者でも推理可能と言えばそうなのですが、挑戦状が難解なので解けるかどうかはまた別の話。

犯人の動機はコナン映画で最もまともかもしれません。

『沈黙の15分』に引き続き、『11人目のストライカー』も爆破モノですが、しかし爆弾の入手経路の説明が「海外にその手のプロがいた」っていうのは雑すぎやしないでしょうか。もうちょっと工夫してくれても…。

さて『11人目のストライカー』の最大の特徴は、アニメにおいて声優が如何に大切なのかを再度確認できる作品だということです。ゲスト声優にJリーガーを抜擢しており、力の入れ具合は伺えます。ゲスト声優として出演しているのは遠藤保仁、中村憲剛、今野泰幸、楢崎正剛、三浦知良。しかしカズ以外のゲスト声優がまずい。特に遠藤の棒読みっぷりが危険。序盤のサッカー教室だけに出てくるだけなら目を瞑るのだが、ラストの重要なシーンであの棒読みが来たら感情が抑えられません…笑

あの棒読みは演技よりも難しい…。起用する側が悪かったとしか…。

17:絶海の探偵(プライベートアイ)

今回はアクションよりストーリー重視だが、ツッコミどころ多し

前々作や前作と比較すると、ストーリーで勝負しているのが伺えます。またアクション重視な物語が多いコナン映画にしては珍しく推理重視の物語です。

イージス艦の上なので阿笠博士とのやりとりも電波が拾われるため十分にできなかったり、イージス艦に忍び込んだスパイを巡って海上自衛隊と警察が対立する等、子どもには難しく大人向けに仕上がっています。

かと言って「おもしれぇ!」とはなりません。

スパイが誰かということと並行して、別の事件も追いかけていくのですが、最後まで引っ張っておきながら呆気なく解決してしまうのが残念。

ストーリーで勝負してきているのと書いたですが、ツッコミどころは多いです。コナンが阿笠博士にイージス艦のデータを流出したり、蘭が空中で体勢を変えながら蹴り技を繰り出すという人間離れした体術を披露したり、コナンが少林サッカーやイナズマイレブンを彷彿させる超強力なシュートでスパイをぶっ飛ばす等、いろいろひどいシーンがあります。

光彦の腕時計がストーリーに絡んでくるってのは読めましたが、小五郎の金ピカ名刺は流石に読めませんでした…笑

18:異次元の狙撃手(スナイパー)

アクション映画としてなら傑作!

推理要素はほぼ皆無。

謎がないわけではありませんが、まじめに考えてもまず解ける人なんて居ないでしょう。ダイスの謎を解ける人なんているのでしょうか…。コナンもなかなか謎が解けずに、それに見かねた元太がヒントを出してようやく謎と犯人を特定することができる…やっぱ元太ってすげーわ!

見どころはアクションです。カーチェイスとか、戦闘シーンとか、コナンのオーバーヘッドキックとか、迫力は全作の中でもトップクラス。蘭の空手スーパーコンボも炸裂し、元海兵隊相手になかなかいい闘いっぷりを披露してくれます。

特に沖矢昴(=赤井秀一)の狙撃シーンはかっこいいですね。このシーンのために『異次元の狙撃手』が作られたと入っても過言ではないくらいに盛り上がます。

ちなみに沖矢昴の正体が赤井秀一だと確定したのは、原作よりもこの映画が先。

19:業火の向日葵

尺が足りない!3時間くれ!

コナン映画に久しぶりの怪盗キッド参戦。しかし残念なことに尺がたりなさすぎて面白くありません。

元々の脚本は、映画にしたら3時間ぐらいになる大長編だったそうです。しかし100分の枠に収めるために監督が削りに削って、また書き直しもあったとか。青山先生と話し合って書いたところまで削られて、その結果非常に残念な作品になってしまいました。ちぐはぐな感じで見ていてもとにかく忙しいのです。圧倒的な尺不足で正直がっかりするほどです。

内容はというと、コナン映画というよりは怪盗キッドのための映画。怪盗キッドの優しさを感じるし、ストーリーにはロマンがあります。

でも忙しすぎて推理も糞もありませんし、アクションとして見ても何だか中途半端。犯人の動機も…芸術家的なのか何なのかよく分かりません。犯人確定の決め手がキッドが盗みだした犯行計画っていうのも、ミステリーとしてはあんまりではないでしょうか。最後のサッカーボールで浮上してくるシーンは『沈黙の15分』に似ていますが、あれほどの面白さはありません。あれは卑怯ですわ…笑 

何度でも言うけど尺が足りないよ尺が!

おまけ:ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE

「ルパン三世VS名探偵コナン」の続編が映画で登場!

金曜ロードショーで放映された「ルパン三世VS名探偵コナン」の続編。一応前作を見ていなくても楽しめるようになっています。コナンキャラとルパン一味のクロスオーバーな絡みはやはり面白いものですね。

序盤はルパン三世とコナンが対決していましたが、怪盗キッド出演映画のように中盤はコナンとルパンが手を組んで、最後は最近のルパン三世TVスペシャルに出てくるような悪党を懲らしめる…といった内容になっています。そんなものですから謎解きなんてまるでありません。

残念なことにゲストキャラのエミリオが序盤から中盤にかけて非常に煩わしくなってきます。エミリオ抜きでベスパニア鉱石を巡る話をもっと深く描いて欲しかったなあという印象。最後のオチに使われたルパン三世VS怪盗キッドは是非見てみたいので制作はよ!

ところで『異次元の狙撃手』ではベルツリータワー(スカイツリー)は鈴木財閥が携わったことになっていましたが、本作の高速エレベータ-での園子のはしゃぎっぷりを見ると、この世界では鈴木財閥は建設に携わっていないのかもしれません。きっと別次元の話なのでしょう!

21:純黒の悪夢(ナイトメア)

結局何も分からない!アクションを楽しめ!

漆黒の追跡者依頼、久しぶりに黒の組織が登場。

宣伝でラムが出てきそうなことを言っていますが、結局ラムは出てきません。ラム本人ではなく、ラムの側近「キュラソー」をめぐるストーリーとなっています。

ラムの正体は結局明かされません。もしかしたら『異次元の狙撃手』のように、原作よりも早く重要なことが明かされるか微かに期待していたのですが、結局何も分からず終い。

面白さについては…そこそこに楽しめる映画でした。推理はないに等しいですが、アクションシーンには非常に力が入っていて手に汗握るものがありました。 

今回の少年探偵団は全く役に立たちません。特に元太にはイライラする人も多いでしょう。記憶喪失時のキュラソーが少年探偵団と交流したから最後にキュラソーが組織を裏切るという展開なので、少年探偵団の行動ひとつひとつに意味があったのでしょうが、それにしてももう少しどうにかならなかったのでしょうか…。 

キュラソーの〈5色の色と一緒に見たものが記憶に残る〉能力は面白い設定だと思いました。序盤のカーチェイス後に記憶喪失になりましたが、この能力が原因で5色のライトが重なって見える観覧車のてっぺんで唸ったり、記憶を取り戻したり。しかしキュラソーの能力についての説明が少ないので、子どもには分かりづらいのではないでしょうか。

黒の組織は珍しく有能そうに描かれていますが、よく見てみると別にそうでもありませんでした。今回もいつものようにスパイを葬っています…もはやいつもの4人以外はみんなスパイなのでは?キュラソーの情報にバーボンとキールの名前があったので、安室と本堂がスパイ疑惑で捕まり拷問を受けますが、赤井とコナンに助けられてセーフ。

終盤、黒の組織がキュラソー奪還のため、公安の人間と観覧デートしているキュラソーをオスプレイでゴンドラごと持って行こうとする超展開!ちなみに用意周到な黒の組織は当然観覧車には爆弾設置済みで、こういうところはこいつら有能だなと感じます。後に安室に爆弾は解除されてしまいますが…。

しかしキュラソーが逃げて、また爆弾付近に誰か居たので、ジンが爆破スイッチを茶目っ気たっぷりにカチカチ連打するのですが、解除されてしまったので爆発せず。ここのカチカチシーンが笑いどころですね!

作戦失敗したのでやけくそ気味にオスプレイの機関銃で観覧車をダダダダダッ!と攻撃!『漆黒の追跡者』で見たような…。

しかしコナンと赤井のコンビが、『異次元の狙撃手』で見たような花火ボール+狙撃でオスプレイを撃墜します。いろいろとツッコみたいところはありますが、ハラハラ・ドキドキの場面なのでこのコンビプレイはすごく楽しめます。

その後さらにやけくそになったジンが観覧車を脱輪させて、本体がゴロゴロと転がってくのですが…あれ、劇場版ガルパンでも似たシーンがあったような?転がる観覧車をなんとをコナンがサスペンダーと巨大サッカーボールを使って止めにかかります。流石にやりすぎ!一方のキュラソーは、最後の力を振り絞って重機で観覧車に立ち向かいペシャンコに…ひええ。

今回は小五郎、蘭ですら空気で、いつもの空手がありません。その代わりに安室と赤井の格闘戦があります。古谷徹氏と池田秀一氏の声で行われる彼らの格闘は、目をつぶるとまるで機動戦士ガンダム!このようにガンダムファンもある意味必見の映画となっています。

残念なことに組織のことについては結局なにも分からず終いなのですが、アクションシーンはシリーズトップレベルで十分に楽しめます。

最後に

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配信期間は2017年7月7日までの予定。

過去のコナン映画を復習したり、観たことのない作品があれば是非観てみましょう!

 

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