ゆとりごと

ゆとりの団子が綴るグルメと旅行と趣味のブログ

モンドセレクションは大したことない

スポンサーリンク

ファミリーマートで買い物をしていたら「モンドセレクション最高金賞を受賞したファミマのクリスマスケーキ!」なんて店内放送が聞こえてきました。

 ※モンドセレクション:http://www.monde-selection.com/jp/

 

モンドセレクション…いろんなところで聞くこの名前。
CM等で「モンドセレクション最高金賞受賞!」とか「金賞受賞!世界に認められた!」とか結構耳にしますよね。
横文字で何だか凄い賞なのかと思う方は少なくないはず。

 

しかしモンドセレクションって大した賞ではありません。
大げさに言っているわけでもなく、全然大した事ないんです。
モンドセレクションって「あ、そう」で済ませられる程度の賞です。

 

というわけで今回はモンドセレクションについて。
モンドセレクション最高金賞を受賞したファミマのクリスマスケーキを貶めたいわけじゃないので悪しからず。

 

 

そもそもモンドセレクションとは

モンドセレクションの審査機関はベルギーの首都ブリュッセルにあります。
民間の団体で、1961年に発足。
主に世界各国食料品や嗜好品、健康食品などの品質をチェックして点数付けしています。

食品部門

  • 蒸留酒、リキュール
  • ビール、その他の飲料
  • 食品
  • 菓子
  • 穀類製品

非食品部門

  • タバコ
  • 化粧品、トイレタリー
  • ダイエット、健康

インターナショナルワインコンテスト

  • ワイン

以上のカテゴリーから更に100以上のグループに分けられます。

 

お金を払えば審査してもらえる

こういった賞はなんとなく「コンクール形式で行われている」というイメージを持っている方も少なからずやいるんじゃないかと思います。

 

しかしモンドセレクションはコンクール形式ではありません。
厳しいコンクールを勝ち抜いた末に最高金賞受賞!とかじゃないんです。
モンドセレクションは「金を払うから審査してくれ!」とお願いすれば審査を受けられるのです。
その審査費用は現在のレートで考えると日本円にして12~13万円程度でしょうか。
企業で払うならそこまで大した負担ではありません。

 

そう、お金さえ払えば審査してもらえるんです。世の中カネよ!
※但し、ワインのみコンクール形式。

 

審査内容

モンドセレクションの研究所で成分や栄養分析を行います。

また商品ラベルの内容に問題がないかをチェックします。
例えば、

  • 過剰な表現をしていないか
  • ウリ文句と比較して中身の成分や栄養が足りているか
  • 法律に反した表現をしていないか

こういうのをチェックされます。

 

それくらいです!

 

モンドセレクションは別にコンクールで競い合っているわけではありません。
だから「このお菓子のここが他のお菓子よりも優れているスゲええええ!」なんて比較は行われないのです。
モンドセレクションは品質とラベルのチェックを行っているのです。
だからモンドセレクションで最高金賞受賞したからといって超美味しいなんてことはありません。

 

で、その審査項目は20あるそうです(各項目100点満点)。
点数の平均点が合格点以上であればモンドセレクション受賞!となります。
なお審査基準については公表されていませんし、評価ポイントも伝えられません。
モンドセレクションを受賞した商品のメーカーも何が評価されて受賞したのかが分からないので、「とりあえず受賞したぞ!すごいだろ!」みたいな感じになります。
それってどうなのよ!

ちなみにモンドセレクションの合格点はこんな感じです。

  • 100点満点の90点以上…優秀品質最高金賞
  • 80点以上…優秀品質金賞
  • 70点以上…優秀品質銀賞
  • 60点以上…優秀品質銅賞

銀とか銅もあるのですが、日本でモンドセレクションが宣伝利用されているのは金賞以上の受賞が多いですね。

 

受賞数と確率

モンドセレクションの公式サイトによると、2015年は2952もの商品が応募されたみたいです。

Monde Selection : Statistics 2015

その中で受賞商品の数と受賞確率を見ていくと、

  • 最高金賞…412(約14%)
  • 金賞…1291(43.7%)金賞以上の受賞確率…57.7%
  • 銀賞…740(25.1%)銀賞以上の受賞確率…82.8%
  • 銅賞…152(5.1%)銅賞以上の受賞確率…87.9%

確率高すぎっ!

特に金が凄いことになっています。
応募された四割以上は金賞を受賞
しているのです。
その辺に「モンドセレクション金賞受賞」の商品があるのはこれが理由です。
銅賞以上の受賞確率は八割を超えています。
ガバガバじゃないですか!

 

国際的価値は低い

モンドセレクションを受賞した商品のうたい文句としてよく使われるフレーズがあります。
「世界か認めた」
まあ、世界中からモンドセレクションに対して応募があるのですからね。
この表現はあながち間違ってはいません。

 

しかし、出品された商品のの半数以上が日本のものなんです。
Monde Selection : Statistics 2015でアジアだけ数字が異常に高いのは日本が大量に出品しているからです。
受賞商品2952品に対してアジアが2072って…。
これは要するに日本だけモンドセレクション受賞商品の優位性が高く、他国では大して評価されていないからです。

一応審査を受けて高得点を取ったことは事実なので別に否定するつもりもありません。
しかしモンドセレクションを受賞したからと言って、大々的にアピールするようなことでもないのです。

 

まとめ

というわけで、モンドセレクションが大したことないのは、

  1. コンクール形式ではなく、お金を払えば応募可能
  2. 受賞するだけなら八割ほどの確率で可能で、金賞も五割の確率で取れる
  3. 世界が認めたというが出品のほとんどが日本からされている

アカデミー賞みたいな形式でやって最高金賞を受賞しました!というのであれば間違いないくすごい商品なのでしょう。
しかし残念なことにコンクール形式ではなく誰でもお金さえ払えば審査してもらえ高確率で受賞できるのです。

 

故にモンドセレクションはお金で買えるなんて言われています。

 

そもそものモンドセレクションのルールがいまいちよく分からないのと簡単に受賞できてしまうところを考えると、やはりモンドセレクションに大した価値なんて無いと思います。
モンドセレクションなんて、「モンドセレクション受賞したんだ!すげええええ!」となるようなものではありません。

まあ、受賞したものとしていないものどちらがいいのかと質問されれば、「品質の面でモンドセレクションを受賞したものの方がいいんじゃないんですか?」とは言えそうなので、全く無駄な賞ってわけではないんでしょうね。