ゆとりごと

ゆとりの団子が綴るグルメと旅行と趣味のブログ

日本のハロウィンはサブカル大国日本の中で編集されて出来上がった一つの「文化」かもしれない

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 ここ最近10月31日が近づくとハロウィンの是非が騒がれます。

 

 個人的には「やりたきゃやればいい」というスタンスです。自分は参加する気はないけど賛成派しますよーという立場です。ハロウィンが出会いの場になれば、万が一に『ハロウィンベビー』が誕生して少子化問題解決になるかもしれないし、経済規模も1000億円と凄いみたいじゃないですか。

 

 

 一方で反対する人もいます。

 

 反対派にはハロウィンの由来を説明する人もいれば、女の格好が卑猥だとか仮装するのは子供だけだと言う人もいます。反対派はハロウィンを反対する理由もいろいろありますし、私自身も「確かにねー」と思うところはあるのです。

 

 ただまあ、それを踏まえても私は「やりたきゃやればいい」というスタンスです。というのも、元々日本は他国の文化を取り入れては日本なりにアレンジしながら発展してきたからです。

 

 さて 、ここで本の紹介です。

 

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17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義


 大学の講義の指定教科書になっていたので買ったものです。「17歳のための」となっていますが、小学生から高齢者まで全ての人にオススメします。

 

古代から中世まではもっぱら中国とか朝鮮のコードを輸入しました。その後は南蛮文化をどんどん取り入れて、明治以降はヨーロッパ文化、最近はもっぱらアメリカの文化や技術ばかり気にするようになった。このように時代によって変化してきましたが、基本的には素材としての「コード」を輸入して、それをもとに日本なりの様式としての「モード」を生み出す独特の編集力を発揮してきたといってもいいのです。

 

 

 たとえば茶道も中国から伝わった習慣が日本人の手によって編集されて日本の文化となったものです。 元々はお茶を飲む習慣すら無かった日本ですが、中国からお茶とお茶を飲む習慣を持ち帰り、室町時代に村田珠光が「わび茶」の源流を唱え、それを千利休が完成させたわけです。詳しくはWikipediaでも読んでください。

 

 本の著者である正剛先生は「文化とはたらこスパゲッティ」と言っています。イタリア料理であるスパゲッティに日本のたらこを組み合わせて、それを日本流に箸で食べる。文化とはそういうふうに異文化が交わりながら進化していくものだということです。

 

 

 日本のハロウィンは「本来のハロウィン」とは大きく異なっています。日本のハロウィンは言ってしまえばデッカイ仮装パーティです。アメリカでもハロウィンで仮装はしますが、主に子供だけで大人はしません。

 

 デッカイ仮装パーティと言いましたが、もはや仮装ではなくコスプレパーティです。ナースや婦警の格好をした人を見かけましたが、完全にコスプレです。

 

 なぜこんなふうになってしまったのかと考えると、真っ先に思いつくのが同人即売会等で見かけるコスプレ文化。原宿に根付いている「Kawaii」文化も混ざっていそうです。私の女性友達に聞いた話ですが、この二つってやってみたくても何だか恥ずかしくて日常的にしようだなんて思わないそうです。でもそれが特別な日ならやってみようかなと思うのだとか。

 

 そうすると普段はコスプレや原宿系ファッションの様な人目につくようなことはしないけど興味がある人が、アメリカのハロウィンに見られる「仮装文化」を日本流に編集し、10月31日は誰でも気軽に目立つ格好でお祭り騒ぎできる日にしていたったのではないかという考えが浮かびます。サブカル大国日本の若者文化とハロウィンの一部が融合したわけです。こうして生まれた「日本のハロウィン」は海外と比較しても独特なもので、だったらそれはもう文化と呼んでしまってもいいかも知れません。

 

 まあ、文化とかサブカルだとか気にせずに楽しめたらそれでいいじゃないですか!心にゆとりがある証拠ですよ。頑なに批判している人はゆとりが足りていませんよ。そういう私はハロウィンなんて日は意識してもはっちゃける気は無いんですがね!

 

 強いて注文をつけるならば、お祭り的行事だからと言って他人に危害を加えたりゴミをゴミ箱以外に捨てていくようなことはやめて頂きたいですね。そこはゆとり云々ではなくマナーの問題ですから。

 

 

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s-dango.hatenablog.com